ウォーレン・バフェットがSpaceX IPOを買わない本当の理由と、米国株投資家が取るべき選択
結論から言います。
SpaceXのIPOは割高すぎて、投資妙味が薄いということです。
そしてウォーレン・バフェット流で考えるなら「今は買わない」が最適解になります。
この記事では、2026年6月11日に報じられたMotley Foolのニュースをもとに、
私が20年投資を続けてきた中で感じた“心の叫び”も交えながら、
SpaceX IPOの本質を深掘りします。
SpaceXのIPOは1.77兆ドルという異次元の評価
ニュースによると、SpaceXは1.77兆ドルの評価で上場します。
IPO価格は135ドル。
正直、この数字を見た瞬間に「高すぎるだろ…」と声が漏れました。
2025年の売上は187億ドル。
しかし2025年の最終損益は49億ドルの赤字です。
売上は伸びているのに、赤字が急拡大している。
この構図は、私の経験上もっとも危険なパターンです。
ウォーレン・バフェットがSpaceXを買わない3つの理由
Motley Foolの記事では、ウォーレン・バフェットがSpaceXを買わない理由が明確に示されています。
私自身も読んでいて「そりゃそうだ」と何度も頷きました。
① 事業内容が複雑すぎて“理解できない”
SpaceXはロケットだけでなく、
衛星通信、EV、AI、SNSまで抱えています。
S-1には「意識の光」「多惑星生活」など、
正直、投資家としては首をかしげる表現もあります。
ウォーレン・バフェットの鉄則は理解できるビジネスに投資すること。
SpaceXはその逆を行っています。
② マスク依存が極端すぎる
CEO、CTO、会長をマスク氏が兼任。
もし彼が別プロジェクトに夢中になれば、
会社のリスクは一気に跳ね上がります。
私は過去に「カリスマ依存企業」に投資して痛い目を見ました。
トップが倒れた瞬間、株価は半分になりました。
その記憶がよみがえります。
③ 財務が悪化しているのに評価額が高すぎる
2024年は黒字だったのに、
2025年は49億ドルの赤字。
それなのに評価額は1.77兆ドル。
MorningstarはSpaceXを7800億ドルと評価しています。
つまり、IPO価格は適正の2倍以上ということです。
SpaceXのP/Sは93.6倍という異常値
別のMotley Fool記事では、
SpaceXのP/Sが93.6倍と指摘されています。
比較すると…
・Broadcom:25.5
・Nvidia:20.0
・Apple:10.0
・Amazon:3.6
これを見て、私は思わず「無理だ」とつぶやきました。
どれだけ夢があっても、数字がついてこなければ投資はできません。
ウォーレン・バフェットならどう動くか?
記事では、ウォーレン・バフェットが取るであろう行動も示されています。
① IPOには参加しない
→ 割高すぎるから。
② SpaceXに出資している“利益の出ている企業”を買う
→ Alphabet(約10億ドル出資)、Bank of Americaなど。
これは私も完全に同意です。
「夢の本体」ではなく、「夢に出資している堅実企業」を買う。
これがウォーレン・バフェット流の王道です。
米国株投資家としてどう判断すべきか
私の結論はこうです。
SpaceXは魅力的だが、今買う必要はない。
IPO直後は必ずと言っていいほど乱高下します。
割高な銘柄ほど、その揺れ幅は大きくなります。
私は過去に“夢だけで買ったIPO”で大損した経験があります。
その時の悔しさが、今でも胸に残っています。
だからこそ、今回のSpaceXには慎重にならざるを得ません。
では、どうすればいいのか?
私が20年投資してきた経験から言えるのは…
① SpaceXの株価が落ち着くまで待つ
→ 割安になるタイミングは必ず来ます。
② Alphabetなど、SpaceXに出資している優良企業を買う
→ リスクを抑えながら宇宙産業の成長を取り込めます。
③ IPOの熱狂に巻き込まれない
→ 熱狂は必ず冷めます。
投資は“待つ勇気”がもっとも難しい。
でも、長期投資家にとってはそれが最大の武器です。
参照元URL
参考サイト:Warren Buffett Would Never Buy the SpaceX IPO. Here’s What He’d Do Instead. – AOL

ウォーレン・バフェットがスペースXのIPO株を買わない理由と、投資家が取るべきリスク管理手順
結論から言います。
スペースXのIPOは割高で、リスクが大きすぎるということです。
そしてウォーレン・バフェットなら絶対に買わないという点が重要です。
2026年06月12日時点の情報をもとに、
投資家が実践できるリスク管理手順を順番に整理します。
① 企業価値と財務を冷静に確認する
スペースXは1.77兆ドルという巨大な評価額でIPOを迎えます。
しかし2025年の最終損益は49億ドルの赤字です。
売上は伸びていますが、赤字が急拡大しています。
このギャップは、投資家にとって最初のリスクです。
ウォーレン・バフェットは、
「財務が健全で、利益が安定している企業に投資する」という原則を徹底します。
財務が不安定な企業を高値で買うことは、
長期投資では致命的な失敗につながります。
② ビジネスモデルが理解できるかを判断する
スペースXはロケット事業だけでなく、
衛星通信、AI、EV、SNSなど多岐にわたります。
S-1には「意識の光」「多惑星生活」など、
投資判断に不要な抽象的な表現も含まれています。
ウォーレン・バフェットは、
「理解できないビジネスには投資しない」という姿勢を貫きます。
事業が複雑で、収益構造が見えにくい企業は、
投資家にとって大きなリスクになります。
③ 経営者依存のリスクを見極める
スペースXはマスク氏がCEO、CTO、会長を兼任しています。
これは経営者依存リスクが極めて高い状態です。
もしマスク氏が別事業に注力すれば、
スペースXの経営は一気に不安定になります。
ウォーレン・バフェットは、
「経営者が優秀で、組織が自立している企業」を選びます。
個人のカリスマ性に依存する企業は、
長期投資に向きません。
④ 適正価格かどうかを厳しくチェックする
スペースXのP/Sは93.6倍とされています。
これは主要ハイテク企業の数倍から数十倍です。
・Broadcom:25.5
・Nvidia:20.0
・Apple:10.0
・Amazon:3.6
これらと比較すると、
スペースXの評価額は明らかに割高です。
ウォーレン・バフェットは、
「どれだけ良い企業でも、割高なら買わない」という考え方を徹底します。
価格が高すぎる銘柄は、
将来のリターンが大きく削られます。
⑤ IPOの熱狂に巻き込まれない
IPOは常に注目され、期待が膨らみます。
しかし、熱狂は必ず冷めます。
スペースXのように話題性が強い銘柄ほど、
初値が高くなり、リスクが増します。
ウォーレン・バフェットは、
「市場の熱狂から距離を置く」ことを徹底します。
投資家が取るべき姿勢は、
短期の盛り上がりではなく、
長期の価値に目を向けることです。
⑥ 代替手段として“出資企業”を買う
スペースXに直接投資しなくても、
間接的に成長を取り込む方法があります。
例えば…
・Alphabet(約10億ドルを出資)
・Bank of America(初期投資を実施)
これらは利益が安定しており、
財務も強固です。
ウォーレン・バフェットなら、
「本体ではなく、出資している優良企業を買う」という選択をします。
これは投資家にとっても有効なリスク管理です。
⑦ 株価が落ち着くまで“待つ”という選択肢を持つ
スペースXは魅力的な企業です。
しかし、魅力と投資価値は別です。
株価が適正水準に落ち着くまで待つ。
これは投資家にとって最も強力なリスク管理です。
ウォーレン・バフェットは、
「チャンスが来るまで待つ」ことを恐れません。
投資は焦った瞬間に失敗します。
待つことも立派な戦略です。
⑧ 長期視点で“持たない勇気”を持つ
スペースXのIPOは話題性が強く、
買いたくなる気持ちは理解できます。
しかし、ウォーレン・バフェットの哲学は明確です。
理解できない企業は買わない。
割高な企業は買わない。
熱狂には乗らない。
この3つを守るだけで、
投資の失敗は大きく減ります。
投資家に必要なのは、
「買う勇気」ではなく、
「買わない勇気」です。
まとめと過去の反省
-
スペースXのIPOに感じた違和感
巨大な評価額を前に、胸の奥がざわつきました。
数字だけ見れば夢がありますが、赤字拡大の現実が重くのしかびます。
過去に「勢いだけのIPO」に飛びついて痛い思いをした記憶がよみがえり、
今回は同じ轍を踏まないと強く思いました。 -
理解できないビジネスに手を出した後悔
以前、事業内容が複雑な企業に投資したことがあります。
「きっと伸びるはず」と期待だけで買い、結果は散々でした。
決算を読むたびに理解できない部分が増え、
最終的には不安に耐えられず損切りしました。
スペースXの多角化を見て、その時の胸の痛みが戻りました。 -
カリスマ経営者への過度な依存の危険性
過去に、強烈なカリスマ性を持つトップに惹かれて投資したことがあります。
しかし、その人物が別事業に注力した瞬間、株価は急落しました。
「人に賭ける投資」の怖さを思い知りました。
スペースXの構造を見て、あの時の焦りが頭をよぎります。 -
割高株を買ってしまった苦い経験
勢いに任せて高値で買った銘柄が、翌月には半値になったことがあります。
「もっと早く冷静になればよかった」と何度も後悔しました。
スペースXのP/Sが異常に高いと知り、
あの時の自分の失敗がまるで警告のように響きました。 -
熱狂に巻き込まれた時の判断ミス
SNSやニュースが盛り上がると、つい自分も乗り遅れまいと焦ります。
過去にその勢いで買った銘柄は、例外なく後悔につながりました。
スペースXの話題性を見て、
「また同じ失敗をするのか」と自分に問いかけました。 -
間接投資という選択肢を軽視した反省
以前、ある新興企業に直接投資して失敗した時、
後からその企業に出資していた大企業の株価が堅調だったことを知りました。
「なぜそっちを買わなかったのか」と悔しさが残りました。
スペースX関連でも、同じ視点を忘れてはいけないと感じました。 -
待つことの難しさと大切さ
私は何度も「待てなかった」ことで損をしてきました。
焦りが判断を狂わせ、結果的に高値掴みを繰り返しました。
スペースXのように注目度が高い銘柄ほど、
一歩引いて冷静に構えるべきだと痛感しています。 -
自分の投資軸を見失った瞬間の後悔
過去に、周囲の意見に流されて投資したことがあります。
その時は自分の軸が完全にぶれていました。
スペースXのような巨大IPOを前にすると、
また軸が揺らぎそうになる自分がいて、正直怖くなります。 -
「買わない勇気」を持つことの重要性
投資では「買う勇気」ばかり語られますが、
本当に必要なのは「買わない勇気」だと痛感しています。
過去の失敗は、ほとんどが“買わなくてもよかった場面”でした。
スペースXを前に、その教訓が強く胸に響きました。 -
未来への期待と現実のギャップに惑わされた経験
夢のある企業に惹かれ、現実の数字を軽視したことがあります。
結果は当然のように失敗でした。
スペースXの壮大なビジョンを見るとワクワクしますが、
同時に「数字を見ろ」と過去の自分が叫んでいる気がします。
投資に関するご注意
私は金融アドバイザーではありません。
投資判断を行う際は、専門家への相談をおすすめします。
本記事で紹介した銘柄や手法は、将来の利益を保証するものではありません。
市場の急激な変化や予測不能な事態により、想定以上の損失が出る可能性もございます。
個別の銘柄選択や最終的な投資決定は、ご自身の責任において慎重に行ってください。
プロフィール

ハンドル名:山田西東京
東京都市部在住の50代個人投資家。
サラリーマン時代に資産形成の必要性を感じ、30万円から独学で投資を開始。20年以上にわたり株式市場と向き合い、 現在は株式投資を中心に生活する専業投資家として活動しています。
投資スタイルは、企業分析を重視した中長期投資です。決算や財務内容、事業の将来性を丁寧に分析し、景気や市場環境の変化も踏まえながら堅実な資産運用を実践しています。
投資スタイル
- 企業分析を重視した中長期投資
- 決算・財務・事業内容を重視した銘柄選定
- 景気や市場環境を踏まえた投資判断
- リスク管理を最優先とした資産運用
このブログについて
当ブログでは、「家族を守る投資」「長く続けられる投資」をテーマに、 個人投資家に役立つ実践的な情報を発信しています。- 投資で失敗しやすいポイントの解説
- 市場環境の読み方と投資判断の考え方
- 資産を守るためのリスク管理術
- 30万円から6,000万円を築く過程で得た経験や教訓
免責事項

